音楽という製品

音楽という製品はどうすればリスナーにとって「良い製品」になるでしょうか?という質問を特に20歳台の人に向けて(回答は誰でもできます)やってみています。回答を見ているとひとつ興味ある回答がありました。

ネット検索サイトを立ち上げ、たとえば、「元気の出る曲」「春に聴きたい曲」「悲しい時に聴きたい曲」などとキーワードを決めて検索させる。これは興味深い提案です。私がDJをするときに楽曲の整理法としてタグ付を提案しているのですがこれはタイトルやアーティストを忘れても視覚的に理解しやすくするためと曲の関連性でセットリストを作りやすくするためですが検索もタグでできます。

確かにインターネットが登場して、YouTubeが登場し、iPod、iTunesが普及しましたが基本は自分で選ぶオンデマンド選曲なんですが私は最近それがめんどくさくなりBGMはもっぱらJazz系のネットラジオになっています。

楽曲が多くなりすぎると「何がなんだかわからない」これがホンネでは無いでしょうか?従来のレコードの売上げというものは新曲だけで無く季節需要もあったと思うのです。例えば今日は8月22日。今日聴くと良さそうな曲とすれば少年時代 – 井上陽水は如何でしょうか。30歳代以上の人には心にしみるかも知れません。iTunesのチャートでも139位にチャートインしています。またAKB48のポニーテールとシュシュ – AKB48が141位にあります。新曲ではありませんが季節にマッチした曲を聴きたくなるというニーズは少なからずあるのです。リンク先はアフィリエイトになっていますが記事の書き方として、わかりやすくする為でこれでお小遣い稼ぎをしようとしていませんw。

そういった曲の選び方が出来るのは本来ならラジオ番組の役割でした。リスナーにとっての「良い曲」というのはその季節、その日、その時間、リスナーの気分にフィットするかどうかというファクターは重要です。オンデマンドで自由に音楽を自分で選んで聴けることは一見自由でありながら自分のイマジネーションと知識の範囲を超えられないのです。思いつく検索キーワードのアーティスト名、曲名は知っているキーワードだけです。知らない曲、知らないアーティストの曲との出会いが季節、その日、その時間、リスナーの気分等の要素を素晴らしく満たした満点状態で起きた場合にマーケティング用語で言うところの「真実の瞬間」が発生します。現在の音楽業界のマーケティングはどこまで人間の意識について分析できているでしょうか。やたらCMや歌番組で曲を流しても売れなくなって来たのは「真実の瞬間」がリスナーに訪れることの無い売る側の都合の良いだけのタイアップだからなのでは無いでしょうか。またそれがリスナーに見透かされてもいます。

PS.2012年8月27日に12年間続いた日本のYahoo!ミュージックが終了するらしい。現在アメリカYahoo! MusicがLaunch.comの時代からネットで音楽を聴くときにはこういったコンテンツは良いと思っていたのだけど日本の音楽業界は協力的では無かったということなんでしょう。

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松田春人(N.R.F)プロフィール
松田春人国内屈指のデジタルDJ研究家として音楽に関するインフォメーションプロダクト「DJ教則本」「ミックスCDの作り方」をリリースし、インディーズ音楽コミュニティで上位ランキングに何曲も食い込ませ、音楽ファンやミュージシャンからの認知度が高い松田春人は2000年代初旬に東京でベンチャー企業の立ち上げに一年限定で参加した後、2000年中盤からは日本各地と米国を行き来しながらブログをいち早く利用したコンテンツを運営し、年間1000万円を叩きだした元祖ノマドワーカーとしても知られる。WEBプロデュース業である彼はプログラムからコンテンツ、映像、音楽に至るまで一人で賄ってしまうという特異なマルチタレント。

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